harry’s memorandum

おれおれメモ

ニイウスコーからの郵便

ニイスウコーから、郵便がきました。会社清算するよ、だそうです。
やってられんわ。

とりあえず、内容をキーパンチしてみました。*1

株主の皆様へ

平成20年10月31日

ニイウスコー株式会社
代表取締役 大野 建
民事再生手続申立代理人
弁護士 須藤 修
同 高井 章光

拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、弊社は、東京証券取引所等でのプレリリースや弊社ホームページ上での公表その他マスコミ報道にてご高承のとおり、
平成20年4月30日に、東京地方裁判所に対し、大幅な債務超過を理由として、民事再生手続開始の申立をし、
同年5月2日に同開始決定を得ました。また、こうした手続きに伴って、弊社株式は、平成20年6月1日をもって上場廃止となりました。
その後、弊社事業のうち、弊社子会社であるニイウス株式会社とともに営んでおりましたディーラー事業につきましては、
ラックホールディングス株式会社との間で平成20年7月4日付にて事業譲渡に関する基本合意書を終結のうえ、平成20年7月31日をもって
事業譲渡を実行するとともに、同じくニイウス株式会社とともに営んでいたORFE国際勘定系オンラインシステムにかかる事業については、
平成20年7月31日をもって住商情報システム株式会社に事業譲渡を実行するなど全ての事業を譲渡しました。かくして、弊社はこれらの
事業譲渡によって得た譲渡代金等を弁済原資として、債権者の皆様に対して再生計画案を提示しました。この再生計画案における
第1回弁済率は、小額弁済を除き、弊社において16.91パーセント、子会社であるニイウス株式会社において2.95パーセントでした。
このように、債権者の皆様に対する弁済率は、とての低いものであったにも拘らず、平成20年9月24日に開催された債権者集会において、
弊社再生計画案は、出席債権者(書面投票を含む)56名中54名、かつ確定した総再生債権額(担保部分を除く)の98.26パーセント、
またニイウス株式会社の再生計画案については出席債権者(書面投票を含む)71名中68名、かつ確定した総再生債権額(担保部分を除く)の
97.65パーセントという大多数の賛成をえて可決され、即日、裁判所より認可決定がなされました。この再生計画認可決定に付いては、
官報にて公告されたのち、平成20年10月20日の経過をもって確定しました。こうして、弊社は、債権者の皆様に対し、認可された再生計画に
基づいて、第1回弁済をするべく準備をすすめております。なお、今後の手続きとしましては、現在提起中の旧経営陣に対する損害賠償請求訴訟に
基づいて回収しえるであろう賠償金や還付されるであろう税金の過納分などが回収・返還されたときは、第2回弁済をする予定です。
しかしながら、第2回弁済を実施し、その後の弁済の可能性がないことが明らかとなったときには、弊社は解散ののち清算し消滅することとなります。
なお、解散・清算によって会社が消滅するまでの間は、もっぱら前記回収・返還の受け皿および残務処理を行う法人として、
しばらく存続することとなります。
 ところで、株主の皆様につきましては、前述のとおり、債権者の皆様への弁済すら極めて不十分な状況
(なお、第2回弁済の弁済率は第1回弁済の弁済率を大幅に下回るのは必死です)ですので、株主の皆様が株主権として
清算に察し有することになる残余財産分配請求権につきましては、誠に遺憾ながらゼロであることは動かし難いところです。
 こうしたことから、認可された再生計画においては、今後の清算に至る手続きを簡便にし費用負担(本来、株主総会も開催すべきところ、
そのためには会計監査人による監査の実施のほか、開催手続にも多額の費用を要することとなるなどの事態が予想され、
それらの負担を債権者に強いることは難しい状況です)を軽減し少しでも債権者への弁済を多くするとともに、清算手続を機動的に
行う趣旨から、民事再生法第154条・第166条に基づいて、裁判所の許可の下、100パーセント減資および発行済株式総数全ての
自己株式取得を定めております。こうした点については、株主の皆様には誠に申し訳ないことと存じますが、何卒ご理解とご寛容を賜りたく、
お願い申し上げる次第です。かかる再生計画の諸条項が実施される時期については、平成20年11月上旬を予定しております。
これは前述のように、弊社は第1回弁済後はもっぱら残務処理のために存続することになるため、民事再生手続申立代理人弁護士2名(標記の者)が
新たな株主となるべく増資が行われる予定である(前述のように株主の残余財産分配請求権はゼロであることは動かし難いところですが、
念のため、新たに株主となる2名においては、出資にあたり残余財産分配請求権を放棄致します)ところ、その時期に合わせたものであります。
したがって、100パーセント減資、これに伴う株主の皆様からのかぶしゅとくおよび株式償却は平成20年11月上句に行われることとなります。
なお、これらについては、株式の皆様のお手を煩わすような手続きはございません。
 以上の次第ですので、これまで長きにわたり弊社を支えて頂いた株主の皆様におかれましては、誠に遺憾ながら、
株主としての権利が失われることとなります。弊社の民事再生手続に伴ない、株主の皆様には多大なるご迷惑をお掛け致すことと
なりましたことを謹んでお詫び申し上げます。
 なお、こうした取扱いに伴ない、弊社株券のお取り扱いは次のとおりになりますのでお知らせ申し上げます。

敬具

期
◆弊社による株式取得および償却の効力発生予定日
平成20年11月4日(火)
◆証券保管振替機構(ほふり)に置ける取扱廃止予定日
平成20年12月5日(金)
◆証券保管振替機構(ほふり)に株券をお預けになっている場合
ほふりから株券のお引き出しをご希望の株主様につきましては、上記取扱い廃止予定日までの間は株券の交付請求が可能です。
(交付を希望されない場合につきましては手続等不要です)。なお、交付請求手続き・保護預り記録等の詳細につきましては、
株主様がお取引されている証券会社にお尋ね頂きますようお願い申し上げます。
◆お手元に株券をお持ちである場合
お手元の株券につきましては、弊社宛にご返却頂く必要はありませんので、株主様個々で処分して頂くこととなります。
お手数をおかけすることとなりますがご了承頂けますようお願い申し上げます。

連絡先 〒104-00**
東京都中央区新川*-**-** 茅場*****ビル
ニイウス コー株式会社 総務部
電話: 03-****-****

*1:間違えていたらごめんなさい